ミイラチョコ

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ウォーリー

古いおとぎ話のような楽しい音楽と一緒に、
高層ビルかと思わせるようなゴミの山が映し出されて、
その中で唯一動きまわっているウォーリーがいる。

映画の冒頭の情景だけで、
すぐにこの映画の世界を理解することができて、
私は魅せられてしまった。

主人公のウォーリーはゴミ処理ロボット。
仕事の合間にゴミの山から
自分なりのお宝を見つけては持ち帰って、
部屋にせっせとコレクションしています。

古いビデオのお気に入りのミュージカルのシーンを真似して
一人ウォーリーが帽子に見立てたゴミの円盤を
ちょっと頭の上で動かしただけなのに、
なぜかウォーリーのかわいらしさと孤独が私の心に流れ込んできて
涙が出そうになってしまった。
咳をしても一人、ってやつ?

そして、ゴミの先割れスプーン(アメリカにもあるんだ!)を
部屋の棚に仕舞おうとして、
フォークの仲間にしていいのか
スプーンの仲間にしていいのか、
ちょっと迷ってその真ん中に置いた時、
私はくすりと笑って、
もう完全にウォーリーに感情移入していました。



この映画の素晴らしいところを挙げていくときりがないので
ラブストーリーの部分に注目してみると。

古ぼけてて、いかにも「機械」なデザインでドジばっかり、
仕事だって肉体労働のウォーリーは
眼鏡をかけた冴えない男の子で、
ピカピカで流線型で自由に空を飛びまわることができて
極秘任務を任されているイヴは
洗練されてるデキる女性。

仕事一途なイヴに対して、
ウォーリーの行動の源にあるのは
「イヴのことが好きだから」、ただそれだけ。

自分の任務にいっぱいいっぱいで
ウォーリーの地味なアタックもスルーして、
(ウォーリーがゴミでイヴの人形みたいなのを作ったりする。
ナポレオン・ダイナマイトが
頼まれてないのに女の子に似顔絵書いてプレゼントするようなもの?)
任務の遂行だけを考えていたイヴ。

そのイヴが、
いつも自分のことを考えてくれてて、
的外れでも一生懸命だったウォーリーの健気さに気づいた時、
ウォーリーのことをかけがえのない存在だと思うようになって、
大切な任務さえ捨てていいとすら思うようになる…
この流れもすごく自然だし、
こんな設定、モテない男子の夢でもあるかもしれないけど、
孤独に仕事をがんばっている現代の女性にこそ
甘いおとぎ話のような夢なのでは?

ウォーリーだって、
ただの冴えない男子じゃないように思える。
イヴがちょっとやりすぎちゃって、
とばっちりで天井まで吹っ飛ばされて
目なんか壊れちゃってるのに、
ほら、大丈夫だよ~、ってイヴを安心させようとして、
おどけて持ちネタの変顔をしてみせるウォーリーは
とても優しくて、本当はイヴよりも強いんじゃないかな。

そんな男子がいたら、
ちょっとくらい見た目がかっこ悪くても
女の子はみんな好きになっちゃうんじゃないかな?
てゆうか、私はなると思う!

そして、見るとしたらの話ですが、
この映画は、エンドロールまでちゃんと見ないと損だと思う。
映画のその後の人間の歩みが、
現実の芸術の歴史と一緒に表現されていて、
それが本当に感動的だったので。。。

人間はこの映画の冒頭のようなゴミだらけの未来を作ることもできる、
でもこんなに美しい芸術を生み出してきたのも人間なんだ、
というメッセージを感じて、
まさに人間賛歌!と、見ていて、ふるふるしてしまった。

その後は、ドット絵で映画のストーリーを振り返るのですが
そこに次の芸術を担うのは自分達なんだ、
というピクサーの自負を感じます。

と、そんなわかったつもりでいた私に
最後の最後で出てくるBNLのロゴ!
結局、提供は、BNLだったってこと??

映画を見て私が勝手に感じていたメッセージも、
ただ受け取って感動しているだけじゃ、
与えられたもので満足している映画の未来の人類と一緒だよ、
次は、あたなが疑って、想像して、自分で考えて、行動する番ですよ、
って言っているのだろうか…?

こんなことをうじうじ書いていると
なんだか難しい映画と思われてしまうかもしれませんが、
本当に全くそんなことはなくって、
ただただウォーリーとかモー(だっけ?小さいお掃除ロボ)を
かーわいー!と眺めているだけでも楽しい映画です。

これは本当にみんなに見てもらいたい映画です。
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テーマ:ディズニー映画 - ジャンル:映画
コメント

ゥオ~リィ~ 私も気になってたのだ。
そうか~ ブログ読んで是非観たくなったよ☆
ウォーリーちょっとETぽいが愛すべきキャラだー!

関係ないけど部屋で濡れバスタオルをかけた針金
ハンガーが歪んでヘタレてたのを見た時には
「オレ・・・もぅ・・・」って声が聞こえて少し切なくなった。
2009/08/02(日) 12:06:34 | URL | サンパチ #- [ 編集 ]
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