ミイラチョコ

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家がペット禁止のマンションなので実現していないけれど、
将来、犬が飼える環境に住めたら、
絶対犬が飼いたくて、
飼うならラブラドールがいいな~、と思ってて、
しかも主演がわりと好きなオーウェン・ウィルソンなので、
ゆる楽しいコメディなんだろうな、と思って、
結構楽しみにして、この映画を観ました。

でも、正直、この映画の犬に対する考えに全く同意できなくて、
全然笑えませんでした。

主人公の新婚夫婦が、
子犬のマーリーを飼い始めてから、
マーリーが年老いて死ぬまでの話なのですが、
全編を通して、ノーリードが犬の幸せ、
問題行動をしても、そのままの姿を愛するのが素晴らしい、
という考えに貫かれています。

だから、マーリーは、しつけを全然されずに、
当然人の言うことをきかず、
家具をかじって、ゴミ箱をあさって、
リードがなければ全力で走り出す犬で生涯を終えるのです。

マーリーは、バカな犬なのではなくて、
バカに育てられてしまった犬だと思います。

例えば、モンゴルの大草原で犬を飼うなら
自由に走り回らせてあげるのが犬にとって幸せだと思います。
でも、主人公が最初に住んでいた家は、
家の前を車が通る道路でした。

マーリーが家からダッシュで飛び出す度に、
走ってきた車に轢かれてしまうのではないか、ハラハラしたし、
車の窓から頭を出している度に、
落ちるんじゃないか、ケガをするんじゃないか、と
ドキドキしながら観ていました。
(この映画がファイナルデッドコースターだったら、
絶対に死んでます。)

人の多い場所で犬を飼う場合、
しつけやリードは犬の命を守ることにもなるのに、
そういったことは全く描かれず、
ドッグトレーナーは厳しくて話のわからない
鬼ババァとしてしか描かれません。

この映画を観ていて、
犬でも人間でも好き放題すれば幸せなのか?
という疑問でいっぱいになってしまいました。

学校は自由がなくて、
わからずやの先生の言うことをきかされて、
したくもない勉強をさせられて、
そんなのかわいそうだから、
親が最初から学校にいかせなかったら、
自分の自由を尊重してもらえて幸せなのでしょうか?

お風呂が好きじゃないから、
ずっとお風呂に入らず、
臭くてみんなに嫌われて、
友達もできず、就職もできなくても、
好きなようにしているから幸せなのでしょうか?
ありのままの自分でいなよ、って言ってあげるのが
優しさなのでしょうか?

極端なことを書いてしまいましたが、
私は、達成感があったり、やりがいを感じたり、
自分の成長を感じたり、
友達や恋人と楽しい時間を過ごしたりできるのが
犬だって人間だって幸せだと思います。
それを犬だから好き放題していれば幸せだ、なんて
逆に犬のことを認めていないことになるのでは?

しつけを放棄されたマーリーは、
問題行動ばかり起こすので、
留守番のアルバイトにも憎まれて、悪魔と罵られ、
家族以外には全然愛されない犬になってしまいます。
でも、この映画ではノープロブレムです。
全く納得できません。

これが、足が悪いとか耳が聴こえないとか障害がある犬で、
他の犬にはできることができないけど、
かけがえのない愛情をくれた素晴らしい犬なんだ、
私たちは障害ごとこの犬を愛します、
とかだったら納得がいくのですが…

主人公が、最初は新聞記者として、
大きな記事を書くことが夢だったけど、
コラムニストとしての才能とやりがいを認識していくので、
もしかしたら、
自分の憧れているものと、自分のできることは違うから、
そんなありのままの自分を認めよう、
みたいなメッセージを、
犬のマーリーに象徴させたかったのかもしれません。
好意的に考えるとそうなるのですが、
それも完全に失敗しています。

犬に対する考えが同意できてたとしても、
なんだかよくわからない映画で、
マーリーが死ぬ間際に、
「子供が熱を出した時はずっとそばについててくれた」
とか美談ぽく主人公が感謝しているのですが、
そんな描写はそれ以前になく、
あった描写といえば、
赤ちゃんの昼寝中にマーリーが吠えて起こしてしまうとか、
家の中を走り回って子供を突き飛ばすとかなので、
説得力もなし。

ずっとしつけもせず自然のままにさせていたのだから、
最期も自然のまま息をひきとるまで見届けるべきなのに、
薬で安楽死させてて、
主人公の行動も矛盾しています。

そして、特に最後の方は、ダラダラと長く、
2時間近くあったのに、
優しく人懐っこいラブラドールの魅力すら描けないまま
映画は終わってしまいます。

本当に、この映画を観て、
マネする人がでないことを祈るばかりです。
ただ、安易に大型犬を飼おうとする人は減るかもしれないので、
そこだけはいいかもしれません。
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